名前の由来(和名)は幹の下部がトックリのカタチに似るのでトックリヤシといわれています。外国ではボトムパーム。
沖縄ではホテルなど景観に利用され、常夏の似合う観葉植物として人気です。
ほかのヤシと比較して成長が遅く、室内のインテリア植物としておすすめです。
開運(金運)の木ともいわれており、ショップオープン時などのギフト植物としてもいいかもしれません。
◇育て方
大きく育てたい場合は日当たりがよい場所で育てましょう。
また、適度な大きさにしたい場合は日陰で育てるようにします。
水遣りは日当たりのよい場所は小まめ(または多めに)遣り。土をあまりパサパサにしないようにします。
日陰で育てている場合は土があまりパサパサにならないので、水遣りの回数を減らします。
寒い時期は成長がほぼ止まり水を必要としないので あまり水を遣らない方がいいでしょう。(根腐れには十分注意が必要です。)
ただ、気をつけなければいけないことは
非耐寒性植物なので10℃を下回ると厳しいとおもいます。
沖縄で10℃を切るのはごくごく稀ですが、しかし10℃近くまで気温が下がってもトックリヤシが枯れた話は聞いた事がないので
外で育てられているトックリヤシの耐性温度は0℃〜5℃付近で枯れるのではないのかと考えています。
寒い地方では室内または温室で育てる方法をおすすめします。
暖房のため乾燥気味になったら葉に霧吹きなども効果的です。
気がつかないうちに葉がくたびれたり、少し元気がないなとおもったら 植物活性剤を一時的に利用するのもいいかもしれません。
ほか:
ヤシ科トックリヤシ属(マスカレナ属)の非耐寒性常緑高木(樹高最大 2m〜3m 日本の場合。)
原産地はアフリカのモーリシャス・マスカリン諸島で世界の絶滅危惧種になっている貴重種のヤシとなっています。
トックリヤシは雌雄同株なので長い年月育てるといつか多数の実をつける。